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パートナーに転職を納得してもらう方法についての考察【転職相談/転職までの流れを】

転職を検討しているが、パートナーからの理解が得られない方いませんか?

ポイント

日本では「転職」という言葉にアレルギーを示す方々がいます。特にパートナーが自身の給与や待遇に満足しているケースにおいて、現在の安定を捨てて転職をし新たなステージへと踏み出すことは滑稽に映るのかもしれません。

今回の記事では、転職についてパートナーを納得させるまでの理論の道筋を整理してみようと思います。

世の中には様々な社会的地位、ライフステージ、価値観、周囲の状況の方々がいるため網羅的に解説するのは不可能と考えています。そのため、1つの知見ということで受け止めていただければ幸いです。

こんな事を掘り下げていきます

  • 転職の前提
  • 何故転職に反対するの?
  • 転職に反対された、でも転職したい時
  • 転職方法
  • 最後に

本記事の結論

医療費負担が大きく本制度の対象となる方は、絶対利用すべきです。

転職の前提

「なぜ転職に反対するのか」を考えるために、まずは前提を整理したいと思います。

①転職を行うことで変わる可能性があること

※MECEでない点はお許しください。
また、ここでは企業から企業への転職を想定しています。

  1. 今後の本人のキャリア(得られるスキル・経験)
  2. 人間関係(社内環境、顧客環境、市場環境に伴うもの)
  3. 今後のパートナーとの人生設計
  4. 金銭的待遇(年収)
  5. 勤務体系(雇用形態、勤務時間)
  6. 勤務地
  7. 福利厚生(家賃補助、優待)
  8. 社会保険(社会保険)
  9. 周囲からのイメージ(会社の知名度、転職者としてのイメージ)

このように転職で変わる要素は様々なものがあります。
これらの要素のうち、幾つか変えたいと思う要素があるからこそ、転職を考えられる方が存在するかと思います。

転職におけるメリット/デメリットをしっかりとまず自分自身に落とし込んで、周囲の人たちにも転職が正しい選択であることを説明できるようになる必要があります。

②転職に反対する人たち

様々な人が転職に反対する可能性を考えます。

  1. 妻(または夫)
  2. 彼女(または彼氏)
  3. 親族(両親を含む)
  4. 友人

例えば妻(または夫)であれば、まず今後の家族の生活環境の変化が許容範囲内であるかを考えるでしょう。

雇用が不安定になることが想定される場合引っ越しを伴う場合生活水準を下げる必要がある場合は、
特に厳しい転職理由の追求があると考えられます。


彼女(または彼氏)であれば、
引っ越しを伴う場合金銭的待遇に大きな変化がある場合などは、今後の関係性や将来設計など大幅な修正を余儀なくされるでしょう。

場合によっては関係解消などの選択肢も生まれてしまうかもしれません。


家族/親族であれば、本人の将来への不安が生まれる場合に、反対されるケースがあるかもしれません。

老後のことまで見据えて本人が幸せに過ごせるかを考えてくれています。(またはお金に困るなどの家族/親族への影響を考えているケースもあるかもしれません。)


友人であれば、転職が成功するかどうかを各々の分析により予測し、本人の将来のために反対したり後押ししてくれたりするかもしれません。(自身のことを他己分析してくれている友人ほど貴重な意見をくれる可能性が高いです。)


まとめ

反対してくれる人たちは、ほぼ皆、転職を考えている人又はその家族のことを想って反対しています。相手の立ち位置や価値観を把握しながら、転職が正しい選択であることを説明できるようになる必要があります。

転職に対する(国内における)世間一般のイメージ

日本では、「終身雇用」が一般的です。※最近は少しずつ終身雇用にも疑問符が投げられている現状があります。

「終身雇用」は日本的な“慣行”(ならわし)であって、法令上で定義されていません。しかし年功序列型の賃金制度/昇進制度、退職金制度、新卒一括採用などが常態化していることから、今後も終身雇用はある程度、担保されると考えられます。

このような環境になる日本においては、諸外国と比較して、転職を行う人に対し以下のイメージを持たれるケースがあります。

  1. 将来設計が出来ない人ではないか
  2. 何事も長続きしない人ではないか
  3. 自分勝手な人ではないか
  4. 職場などの人間関係作りに難があるのではないか
  5. 理想と現実のギャップに常に苦しんでいる人ではないか(良くも悪くも)

これらは反対する本人だけでなく、その周囲の人も抱くイメージとなります。
そのため、以下の項目が重要となります。

  1. 価値観のすり合わせ(転職=悪であるならばイメージの刷新)
  2. 転職後の将来設計の共有(想定される問題や課題を、ある程度網羅的に議論)
  3. 反対してくれる人への想い
  4. 強い(やり抜くという)意志

これらの話し合いをしっかり行うことが、後々の遺恨を残さないため、転職前後においての必須事項となります。

何故転職に反対するの?

必ずしも全員が転職に対して反対されるわけではありません。
この記事では転職に対して反対される(可能性が高い)人について私見を綴りたいと考えています。

強く反対される可能性が高いと考えられる人

転職にも様々な転職があります。

同業界/同職種での転職であり雇用環境などの条件が、本人や家族にとって魅力的になる場合などは反対される可能性は低いかもしれません。ただし、未経験職種への挑戦や、給与が落ちる(が得られるスキルが多い)転職などの場合は周囲から反対されるケースが増えると考えられます。

以下に強く反対される可能性が高いと考えられる人を列挙します。
(補足:あくまでもパートナー次第です)

  • 潜在能力(地頭)が低いと考えられる/思われている人
  • 一定以上の学歴を持ち合わせていない人
  • 潰しの効く(と考えられる)資格を所持していない人
  • 複数回の転職経験がある人
  • 未経験業界未経験職種にチャレンジする人
  • 普段から理想ばかりを語り努力を怠っている人
  • 転職後、明らかに生活水準が落ちることが想定される人
  • 給与形態が正規雇用から非正規雇用になる人
  • 勤務時間が定まらない仕事になる人
  • 転居を伴う転職を希望している人
  • 大多数の職場にて転用できるポータブルスキルを持ち合わせていない人

  • 潰しの効く資格(士業、医療専門職)がない人
  • ポータブルスキル(コミュニケーション、マネジメント、ITなど)がない人
  • 地頭の良さがない人
  • 一定以上の学歴がない人

は、転職先での成功確率、その後のキャリア/人生、良い転職先の選択肢などの期待値が低いと想定されます。


  • 未経験業界へチャレンジする人
  • 普段から理想ばかり語り努力していない人

は、転職先での成功確率やその後のキャリアなどへの不安が拭えません。


  • 給与形態、勤務時間、転居など、現状よりも悪条件になる

は、自身や家族の生活スタイルの変更を余儀なくされます。


これらに該当する人たちは、これらの負の要素を覆す根拠を明確に示さなければなりません。

転職に反対された、でも転職したい時

繰り返しとなりますが、基本的に大前提として重要なことは以下のポイントです。

  1. 価値観のすり合わせ(転職=悪であるならばイメージの刷新)
  2. 転職後の将来設計の共有(想定される問題や課題を、ある程度網羅的に議論)
  3. 反対してくれる人への想い
  4. 強い(やり抜くという)意志

その上で、①転職を望む目的設計と②反対する人へのアプローチについて触れていきたいと思います。

転職を望む目的設計について

転職にも様々な目的がありますが、大前提として「転職」とは現状で想定される以上に素敵な未来を期待して行う行動だと思っています。


その中でも、

  • ポジティブな転職理由
  • ネガティブな転職理由

とでは与えるイメージが大きく異なることが想定されます。

転職先のポジティブな要素(勤務条件、雇用条件、獲得スキル/経験)をリストアップした上で、新しい環境に挑戦したいという意思を伝えることはポジティブな転職の伝え方です。

逆に現職での悪いところをリストアップした上で、その環境から脱却したいという意思を伝えることはネガティブな転職の伝え方です。


当然ながら、これらの転職理由は使い分けが重要ですが、基本的にはポジティブな理由の方が印象が良いです。

ネガティブな転職理由は、現職での勤務環境において解決実現可能性の低い重大な問題(自身の健康上の問題/人間関係上の問題/社内評価上の問題、会社自体のコンプライアンスなどの問題)が発生している際の最終手段に留めるべきだと思います。

反対する人へのアプローチ

さてやっと実際のアクションであるアプローチ方法についてです。
実際に転職に反対されている際の(もしくは転職意思を伝える際の)極力反対されないためのアプローチを模索しましょう。

さてそのアプローチとは

「ズバリ相手に依ります。」

ただし、これだと解決策を提示することは出来ていないので、次の項で、転職のフローとして流れを明示することにいたします。

転職のフロー

転職の流れを例示します。
転職する際は企業との駆け引きも勿論ですが、転職に反対する人との駆け引きも非常に重要です。
※駆け引きは転職前から始まっていますので、理想としてはかなり前もって転職活動を正当化する一貫した価値観を明示することが大切です。

  1. 現職の状況について共有
  2. 転職可能性を仄めかす
  3. 互いの理想とする未来像のすり合わせ&情報収集
    ※この作業が非常に重要になります。
  4. 転職活動開始&転職先確定
  5. 転職意思をパートナーに伝える
  6. 転職

それぞれのステップでの重要ポイントをまとめます。

現職の状況について共有

現職での状況を共有することは非常に重要です。
転職とは"変化"を生む行動ですから、"変化"の幅を見せるためにも現時点の状況を正しくパートナーに共有する必要があります。

勤務形態、給与体系、企業での立ち位置、今後の(想定される)キャリアなど共有すべき事項は多岐に渡ります。

転職は非常に大きな"変化"を生むことも珍しくありません。パートナーに対しては誠実な対応が必要です。

転職可能性を仄めかす

転職の可能性を仄めかします。「意思を伝える」ではなく「転職の可能性を仄めかす」ことが重要です。ボクシングに例えると、"ジャブ"を打って様子を伺う行為に該当します。

ここでのパートナーの反応次第で、こちらの打ち手は大きく変わってきます。

互いの理想とする未来像のすり合わせ&情報収集※この作業が非常に重要になります。

転職可能性を仄めかした際の反応が好意的なものであればそのままGOです。

反対されそうであればボトルネックになるポイントを割り出す必要があります。お互いの関係や未来のビジョンなどの話をすることで、行おうとしている転職の何が問題になるかを見極めます。(今回の転職においても問題として立ちふさがるかの判断は必要です。)

問題について以下の項目を確認してください。

  1. 問題の本質は?
  2. 相対的な優先順位のコントロールは可能か?

例えば、「勤務地が京都→東京になること」が問題になるとします。その場合は勤務地が変わることで何が本質的に嫌なのかを考えます。ざっと思いつくだけでも以下のような理由が挙げられます。

  • 物価が上昇することで現在の生活水準が保てなくなる
  • 友人たちと離れてしまう
  • 慣れていない土地は不安
  • 子どもを育てにくいイメージがある

これらの何が問題となっているか(場合によっては複数該当)というところまで割り出す必要があります。


次に相対的な優先順位のコントロールについて、例えば「勤務地が京都→東京になること」が問題になるとした際に、給与水準が大きく向上するのであれ勤務地が変わることを差し引いても魅力的に感じる可能性はないかということを考えます。

この際の相対的な優先順位のコントロールには時間を要するケースが想定されます。

"転職によって失うもの"ではなく、"得られるものの魅力"を意識させる必要があるので、その"得られるものの魅力"をイメージをさせるところまで刷り込む必要があります。

このステップは、半ばマインドコントロール的要素もありますが、パートナーと揉めることなく転職したい場合には必須の工程となります。

転職活動開始&転職先確定

実際に企業の選考を進め内定をもらうまでのステップです。

ここで自分にとってもパートナーにとってもプラスになる側面のある企業でなければ転職に合意してもらうことは難しいです。

条件面などよく検討して転職先を考えるべきです。

転職意思をパートナーに伝える

論理と感情の2軸で攻める交渉のステップです。

これまで擦り合わせてきた価値観に対して齟齬がない条件であると論理武装をした後に交渉に臨みましょう。但しあくまで自分の意見を押し付けるだけでなく双方向的で建設的なコミュニケーションである必要があります。

しっかりと考えて決断した転職であることを理解してもらった上で最後はやはり感情面で合意取得を狙います。

転職はパートナーの人生にも大きな影響を与えるライフイベントです。結果として良くも悪くもパートナーを振り回すことになります。こちらがお願いをして後押しをして欲しいというスタンスであることは絶対条件です。

転職

実際に転職をするステップです。一度、パートナーの合意を得たとしても油断してはいけません。

人の心は想像以上にぶれやすいものなので継続的なケアが必要です。

人生に大きな影響を与えるライフイベントですので不安になるのは当然です。自分自身も不安になるかもしれまんが決して不安な態度を見せてはいけません。自信ある態度で一貫して主張を貫いてください。

そして実際に転職した後は、パートナーに抱かせた未来像への責任をヒシヒシと感じながら業務に邁進してください。

転職方法

転職は求める業界や職種にもよっても異なります。

ある程度の学歴と論理的思考力、専門性のある方であればエージェントを間に挟み、転職活動を行うべきです。

などが代表的なエージェントになります。

企業情報の質はある程度担保されているものの、担当エージェントの質はその一個人に依存しますので、複数のエージェントに登録することをオススメします。

その後は転職エージェントのバックアップの元、履歴書、職務経歴書などの書類準備企業/業界研究や面接対策などの準備を並行して行い自身の人材としての価値を第三者に納得できるような形にまで昇華させる必要があります。

そして複数回の面接を経て、企業とのスキル親和性や価値観の擦り合わせの結果、内定を取得できた先に転職という未来が待っています。

最後に

世の中、交渉で損をしている人が多すぎると思っています。頭の中にある程度の思考の枠組みをインプットすることで回避できるとも考えています。

今回の記事で取り上げた内容は一例です。皆さん自身が損をしないような一助になれればと思っています。

僕自身、損をするのは大嫌いです。
そして周りの人たちにも損はしてほしくないと思っています。

今後も時代、世間に乗り遅れないための、「当たり前の知識」を共有していきます。

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