健康/医療

【薬剤師が解説】新型コロナウイルスのワクチン打っても良いの?【体験談も】

コロナワクチンが不安。打っても大丈夫ですか?

ポイント

昨年から世間を騒がせている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ですが、ワクチンの予防接種が始まりました。厚生労働省の発表によると接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定ということです。※医療従事者等への接種から始まり、高齢者や基礎疾患を有する方々と随時ワクチン接種をしていくスケジュール。

今回のワクチン接種に関しては、コロナウイルス感染症の世間での注目度/認知度が高いことから有効性だけでなく副作用などにも注目が集まり不安を感じられている方が多いと思います。

TVなどのメディアを通じた情報収集は非常に便利ですが、伝える側の情報の切り取り方言葉の抑揚や間など、データの見せ方などが少し変わるだけでも印象が大きく変わります。

メディアは正しい情報を適正に報道してくれていると信じていますが、情報の受け取り手も多種多様な人々ですので全国民に適正な情報発信を行うことは難しいと考えています。

改めて正しい情報を整理しておく必要があるかと思います。

こんな事を掘り下げていきます

  • 重要な問題であるからこそ正しい情報を
  • コロナウイルスについて
  • コロナワクチンについて
  • ワクチン接種後の感想
  • 最後に

本記事の結論

コロナワクチンは自分のため、周りのために打つべきですよ!※但し、リスクもはらみますので自己責任です

※個人の主張/思考/考察であり、事実を示しているものではありません。

重要な問題であるからこそ正しい情報を

本記事で最も伝えたいことと言っても過言ではありません。

最近はTVを付ければ全国の新型コロナウイルス感染数のニュースやワクチンの接種状況などが流れています。

そのTVなどで報道されるニュースの情報源はどこでしょうか?

正しい情報を収集する重要性について

少し話が逸れる上、twitterで前に拝見した情報の質は全く異なるのですが、本来の情報がどの程度捻じ曲がるかが表現されていて面白いツイートだったので共有します。

つまり言いたいことは、情報がそれぞれの階層/水準で表現を変えられ解釈を加えられた上で伝えられることで、大問題ですら小事と解釈されてしまうこともあるということです。

毎日何人ものワクチン接種が行われており(4/9時点で1,592,517人接種済み;厚生労働省がワクチン接種円滑化システムより集計)を行っている状態で死亡例が6例報告(資料1 資料2)(因果関係不明含む;)されているワクチン接種ですが、多くの皆様がこの死亡してしまうリスクを不安に思われていると思います。

確率でいうと6/1,592,517で0.00037676%なのです。(他にも副作用で苦しんでいる方もいますし決して、死亡に確率が低いから問題がないとは思っていません。)各種メディアでは問題のなかったその他大勢よりも問題のあった患者様を取り上げますし、重要な情報であることは間違いないので理解はできますが、問題の全体感をしっかりと把握することが重要であると思います。

そしてワクチンを打たずに新型コロナウイルス感染で苦しむ確率も考慮した上でワクチンのメリット/デメリットを比較して納得がいけばワクチンを接種できるのがベストです。

正しい情報を収集する方法について

正しい情報を収集する上で唯一にして最大のポイントは「情報の流れを掴む」ことです。

情報は信頼度の高い順に一次情報、二次情報、三次情報と分類されることもあるぐらい、信頼性が重要視されます。最も信頼度が高い情報は自分自身が五感で感じ体験して得た情報です。つまり一次情報です。

そしてその体験情報などをその道の専門家/第一人者がまとめた情報なども、私たちにとっては貴重な信頼度が高い情報になります。(しかしそのまとめた人物による解釈が入ることはあります。その為、客観的事実に基づいているか、集計方法に問題がないか、信頼度の高い第三者機関から認められているかなどが信頼度担保のポイントになります。)

そしてこの記事のように、その道の専門家でもない人間がまとめている記事やただの全く無知のインフルエンサーによる情報が最も信頼度の低い情報です。笑

情報によってはかなり悪意のある情報も紛れているかもしれませんのでお気をつけを。

定量的情報と定性的情報について

一般に情報は定量的情報定性的情報に分けられます。

例えば感染者数の情報は定量的情報であり、以下のような流れで情報が伝達されます。

  1. 医療機関や保健所等で抗体検査を行い、陽性患者を確認
  2. 陽性患者が確認された施設にて感染症法に基づく発生届を作成
  3. 発生届を受け取る保健所から各都道府県に報告
  4. 情報が得られる各都道府県の感染者数情報を基に厚生労働省が感染患者数を集計(但し、下記の画像のように完璧な集計結果ではない。)

上記の流れで情報が集められ、まとめてTVなどで報道されます。感染者数は(感染者報告対象自体の定義の解釈の問題はあるかもしれませんが)抗体検査陽性という明確な指標があるため、比較的解釈が入りにくい分野であり基本的に信じて良さそうです。

しかし、ワクチン副作用の実態などになると定性的情報になります。本当に副作用かというところから始まり、副作用の症状の程度なども各担当者の個々の解釈を基に評価されます。(感染者数と比較して解釈が入りやすいです


このように私たちのもとに情報が伝わるまでに情報は様々な加工を受けています。そのため情報がどんな加工を受けている可能性があるかを考えながら情報処理をすることが重要です。

信頼性が(比較的)高い情報として私が参考にしているのは以下のようなサイトです。

Pubmed(世界中の論文が検索できます。※基本的に医療英語が登場するため医療英語を普段目にしない人には読みにくいかも。)

厚生労働省HP(新型コロナウイルス感染症について)

その他にも"日本疫学会"が新型コロナウイルスに関与する有用な情報のリンクをまとめてくれています。

新型コロナウイルス感染症について

2019年末に中国武漢で集団発生し、その後世界中に広がった感染症で、COVID-19(Coronavirus disease 2019)とも言われています。

重症度については、各人の背景(年齢、基礎疾患、生活習慣)によって様々であるが、一般に8割が軽症以下であり、集中治療を要する症例が5%で、致命率は2%程度とされています。

世界中の人々へのあらゆる生活に大きく影響し、生活スタイルの変更を余儀なくされました。
以下日本におけるコロナ禍前と後で大きく変わった点を記載します。

  • 公共の場でのマスク着用
  • あらゆる施設における消毒用アルコール設置
  • 接客営業や飲食店などでのパーテンションの設置
  • ソーシャルディスタンスの意識向上
  • 海外渡航の制限
  • 飲食店などの時短営業
  • 自宅勤務や時差出勤の推進
  • ミーティングのWEB化や企業によるオフィス売却

このように私たちの生活は大きく変わりました。

数十年後の若者が歴史の教科書などで新型コロナ感染症のことを学ぶこともきっと来るでしょう。電車など公共の機関でマスク姿の人しかいなかった状況なんて、その時代を知らない人からしたらすごい驚きなのかなぁなんて思いますね。

さて「緊急事態宣言」などもあって感染者数なども一時落ち着いた時期もありましたが、規制解除に伴い感染者数が再び増加するなど感染症との闘いはまだまだ続いています。さらに変異株の登場などにも頭を悩まされる形になっています。

ただ人類も黙って待っている訳ではありません。ここでワクチンが登場します。

新型コロナウイルスワクチンについて

新型コロナウイルスのワクチンには世界中の製薬企業が研究・開発に乗り出しました。※ちなみに日本の企業はかなり出遅れており臨床試験の段階まで到達しているのは塩野義製薬株式会社とアンジェス株式会社くらいです。

現在、日本国として使用予定のころこワクチンは以下の三種類です。

  1. ファイザー社「コミナティ®」…使用開始
  2. モデルナ「mRNA-1273」…日本国承認5月以降
  3. アストラゼネカ社「AZD1222」…日本国承認5月以降

それぞれのワクチンは、様々な開発試験を経て市場に出てきましたが、詳しくはこの記事が長くなりすぎてしまうので別記事にて紹介します。実際に接種する一般人が気にするべき重要な点をピックアップすると、①全て2回接種する必要がある点②ファイザー社「コミナティ®」だけが1回目と2回目の接種間隔が21日である点③アストラゼネカ社「AZD1222」だけがウイルスベクターのワクチンであり構造が全く違う点でしょうか。

ワクチン接種後の感想

このトピックはただの主観的な感想文になります。
興味のない方は飛ばしてください。

接種したのはファイザー株式会社のワクチンである「コミナティ®︎」です。
※筋肉注射ですが、皮下に注射されたような気がしています...


1回目の接種は3/22でした。
注射の針は怖いから見れないけれど、献血には年3回程度のペースで行っている私からすると針のゲージ数(細さ)や筋肉注射であることも関係してか注射自体は全く痛くないという感じですね。

当日14時右腕に接種。接種後5時間ほどで接種部位に意識すれば認知できる程度の軽い痛みを感じました。

翌日起床時点(接種後19時間経過)で意識せずとも感じるレベルの軽い筋肉痛のような痛みを感じました。

翌々日起床時(接種後43時間経過)では若干のダルさを感じる程度で痛みなどは引いていました。50時間経過頃には既にあらゆる症状を感じませんでした。

接種後のどの時点においても腫れや赤みは見られませんでした。


2回目の接種は4/12でちょうど3週間後です。

当日15時左腕に接種。接種後5時間ほどで接種部位に意識せずとも感じる程度の軽い筋肉痛を感じました。

翌日起床時点(接種後17時間経過)で腕を上げにくい/腕を動かすと痛むので、なるべく動かしたくないレベルの筋肉痛のような痛みを感じました。

翌々日起床時(接種後41時間経過)では注射を打ったことを忘れてしまうほど違和感を感じることのない状態でした。

接種後のどの時点においても腫れや赤みは見られませんでした。

最後に

僕自身は当初ワクチン接種に対してネガティブな印象を抱いていました。

普段はインフルエンザワクチンを接種せず過ごしてインフルエンザにかかることもなく過ごすのですが、高校受験と大学受験は重要な局面だと親の勧めもありインフルエンザワクチンを接種した際に、見事にインフルエンザに罹患し保健室受験をしているからです。決してワクチンのせいだとは思わないですし、むしろワクチンのおかげで保健室受験で闘える程度の症状で済んだとは思っていますが、何となく縁起が良くないというか、ワクチン接種は避けたいなと思ってしまっていたんです。

しかし、当初の想像以上に長期にコロナ禍で世間が翻弄される中、ワクチン接種出来るタイミングで敢えてワクチン接種をしないことが周りに与えるイメージを考え再度検討することにしました。

私の場合はまずは、打つことになるであろうワクチンの臨床試験実績をPubmedで検索するところからでした。ワクチンの性質、N数(対象患者数)、考えられる副作用の内容、副作用の起こり得る頻度などの情報が得られてリスクベネフィットが認識でき、ワクチン接種を決めました。(但し日本人データについては全く得られませんでした。)

昔から自分でしっかりと調べて決めたことについては後悔しないんですね。一方で人に流されて決めたり、検討不足の中決めてしまったことで上手くいかなかった場合、すごく後悔するんです。

皆さんもそう思いません?

今後も時代、世間に乗り遅れないための、「当たり前の知識」を共有していきます。

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